
OVER VIEW
Project
奥州市公式マスコット「おうしゅうたろう」3D動画
Client
奥州市役所 / 自治体
Live View
Release
2024年、2025年
Highlights
- 2Dイラストを3D化し実写と融合 既存の2Dキャラを3D化し、市内の実写映像と精密に合成。キャラクターが”実在する存在”として市民に語りかける、没入感の高い世界観を構築。
- 違和感を排除する高度なVFX技術 カメラトラッキング、光源解析、影の設置を徹底。日常の風景に3Dキャラを自然に溶け込ませることで、単なる合成を超えた説得力のある映像美を実現。
- 全工程単独制作によるビジョンの完遂 企画・3D制作からVFX、MAまで全工程を一貫して担当。制作段階でのブレを排除し、戦略的な意図を細部まで反映させた高純度な映像制作を実現。
- SNS全体の流入数を底上げする波及効果 高い視聴完遂率を記録し、市公式SNS全体のアクセス数向上に貢献。キャラクターを”動く広報マン”として確立させ、行政情報のPR力を劇的に強化。
STORY
奥州市の公式マスコット「おうしゅうたろう」――2024年5月、このキャラクターは単なるイラストではなく、”実在する存在”として市民の前に現れました。
2Dイラストに命を吹き込む挑戦
市から提示されたのは「おうしゅうたろうの知名度向上」というコンセプト。既存の2Dイラストを3D化し、市内の実写映像と融合させるアプローチを提案しました。
「宇宙から奥州市を調査しに来た」という設定を活かし、キャラクターが市内を巡り、風景や特産品と触れ合う構成に。視聴者はキャラクターを追いながら、知らず知らずのうちに奥州市の魅力にも触れていきます。
そのためには、このキャラクターが本当に”この世界に存在する”かのように見せることが不可欠――それがこのプロジェクトの核心でした。
見慣れた風景に溶け込む”非日常”
市民が日常的に目にする風景、地元の米農家や特産品の生産者――見知った場所と人々の中に3Dキャラクターが自然に存在する映像を制作。市が撮影した実写素材に対し、緻密なカメラトラッキング、ライティング調整、影の落とし方まで徹底的にこだわることで、「おうしゅうたろうが本当にそこにいる」という没入感を実現しました。
「あの人が出てる!」という地域での話題性も生まれ、単なるCG合成を超えた説得力のある映像を実現しました。
“全工程ひとり”だからこそ生まれる一貫性
台本・絵コンテから3Dモデリング、リギング、アニメーション、VFX合成、音響調整、サムネイル制作まで――すべての工程を一人で担当。企画段階で描いたビジョンが一切ブレることなく、最終的な映像として結実しました。
世代を超えて通じる”ちょっと古いけど誰でも知っているネタ”を取り入れ、市公式の発信として幅広い年代に受け入れられる内容を目指しました。AIボイスによる自然な会話、心地よいBGMとのバランス、飽きさせない編集リズム――細部まで計算された構成が、高い視聴完遂率につながっています。
数字が証明する、確かな成果
公開された動画は軒並み高評価を獲得し、市の公式SNS全体のアクセス数を底上げ。おうしゅうたろう以外の投稿も閲覧数が増加し、結果として市からのお知らせ、特産品、観光名所のPRに大きく貢献しています。
キャラクターが”動く広報マン”として機能し、市の魅力を届ける新しいコミュニケーションの形を生み出した事例です。
継続する物語――「おうしゅうたろうの秘密」シリーズ
初回プロジェクトの成功を受け、その後も複数の動画を制作。中でも特に反響を呼んでいるのが「おうしゅうたろうの秘密」シリーズです。
このシリーズでは、キャラクターの設定を一つずつ明かしていく構成を採用。「実はこんな秘密があった」という驚きと共感を生み出しながら、自然な流れで奥州市の特産品、観光地、イベントを紹介していきます。
視聴者は「キャラクターをもっと知りたい」という興味から動画を見始め、気づけば地域の魅力にも触れている――エンターテインメントと情報発信が融合した、持続可能なコンテンツ戦略として機能しています。
一過性のPR動画ではなく、継続的に愛されるキャラクターコンテンツとして、おうしゅうたろうは今も市民と共に歩み続けています。
GALLERY
PHASE
- 企画・構成
- ヒアリングに基づき、台本・絵コンテ・シーン割りを設計。実写と3Dが融合する演出プランを論理的に組み立て、プロジェクトの指針を定義しました。
- キャラクター制作
- 主役となるキャラクターから背景・小道具までを自作。自由自在な動きを可能にする仕組み(リグ)を組み込み、演出に最適な独自の3Dモデルをゼロから構築しました。
- モーション設定
- 台本に沿ったキャラクターの演技(アニメーション)を実装。表情や指先の動きに至るまで細部を調整し、キャラクターに命を吹き込む一連の動作を制御しました。
- VFX合成
- 実写素材へのカメラの動きの同期、光の当たり方の調整を実施。3Dモデルを現実空間へ違和感なく溶け込ませる「実写との統合処理」を完遂しました。
- 音声生成
- AIボイスによるセリフ・歌唱データの生成と調整を統合。BGMとの緻密なバランス調整により、心地よく響く「最適な音響」を構築しました。
- 仕上げ・展開
- すべての映像要素を一つに統合。掲載媒体の比率に応じたサイズ調整から、動画の世界観を凝縮したサムネイル制作までを一貫して担当しました。



