
OVER VIEW
Project
奥州市公式マスコット「おうしゅうたろう」お披露目ポスター
Client
奥州市役所 / 自治体
Release
2024年4月
Highlights
- 第一印象を最大化する認知の起点設計 「選挙ポスター風」という親しみやすくも強烈なインパクトを持つ意匠を採用。新キャラクターの名前と姿を、市民の記憶に一気に刻む”出会いの瞬間”を演出。
- 公式カラー基準の確立と厳密な色再現 のちの公式指定色となるポスター制作において、モニターと印刷の差異を徹底検証。用紙選定から試し刷りまで、忠実な色再現を追求しブランディングの基盤を構築。
- 不確定要素を乗り越える工程管理 名称未定という条件下で、仮名を用いたシミュレーションを行い先行着手。文字数や視覚的バランスをあらかじめ精査しておくことで、名称決定直後にデザインの整合性を崩さず完成形へ導く適応力を発揮。
- あらゆる媒体を支えるブランドの土台 動画やSNS展開へ繋がる視覚的なトーンをこの一枚で確立。単なる告知物としての役割を超え、キャラクター展開のロードマップを支える強力な起点に。
STORY
奥州市の公式マスコット「おうしゅうたろう」――2024年5月の公開に向け、このキャラクターを市民に一気に認知させるための”第一印象”を形にする挑戦が始まりました。
まだ名前のない主役を、街に届ける
市から提示されたのは「とにかく市民に認知してもらう」というミッション。公式キャラクターとして使用するイラストは既に指定されていましたが、キャラクターの名称はまだ決まっていませんでした。
5月の発表というデッドラインが定められた中、2月から準備を開始。名前が空欄のまま、選挙ポスター風という方向性だけを頼りに、デザイン作業を進めていきました。
キャラクターのコンセプトと、市が描く今後の展開ロードマップを読み解き、その世界観を言葉で表現するキャッチコピーを考案。名前は仮称を入れた状態で、複数のレイアウトパターンと配色バリエーションを制作し、クライアントに提示しました。
“公式”の基準を、このポスターから作る
このポスターの配色が、のちにキャラクターの公式カラー指定となる――つまり、このポスターそのものが色見本として機能することになります。モニター上で見える色と、実際に印刷された色は必ずしも一致しません。
デザインの意図を正確に街に届けるため、用紙の選定から徹底的にこだわりました。用紙サンプルを取り寄せて質感を確認し、試し刷りを重ねてカラーチャートとのズレを補正。印刷業者と綿密に連携しながら、指定色を忠実に再現できる仕様を確定しました。
名前が決まった瞬間、即座に形へ
キャラクターの名前が決定したのは、納品期限が迫った段階。その瞬間、即座にテキストを反映し、レイアウトを再調整。バランスを崩すことなく、完成形へと仕上げました。
名前のない状態から始まったこのプロジェクトは、最終的に「おうしゅうたろう」という存在が市民の前に強烈なインパクトとともに現れる、最初の接点となりました。
“第一印象”が生んだ、認知の起点
公開されたポスターは市内各所に掲示され、市民がこのキャラクターと初めて出会う瞬間を演出。選挙ポスター風という親しみやすくも目を引くデザインが、「おうしゅうたろう」という名前とビジュアルを一気に市民の記憶に刻みました。
このポスターは、その後展開される動画コンテンツやSNS発信の土台となり、キャラクターの認知度向上という目的を達成する最初の一歩を確実に踏み出した事例です。
GALLERY
PHASE
- コンセプト設計
- クライアントの要望と目的を深掘りし、訴求ポイント・ターゲット層・掲載環境を分析。インパクトと雰囲気(選挙ポスター風)という方向性を踏まえ、デザイン全体の指針を定義しました。
- コピーライティング
- メインビジュアルの世界観を言語化し、端的に訴求するキャッチコピーを考案。視覚的インパクトを補強し、見る人の心を掴む「核となるメッセージ」を創出しました。
- タイポグラフィ設計
- キャラクターの雰囲気に呼応するフォントを選定し、可読性と個性を両立させる文字組みを実装。視認性を保ちながら、世界観を体現する「最適な文字表現」を確立しました。
- レイアウト構築
- メインビジュアル・コピー・情報要素の配置バランスを緻密に調整。視線誘導と情報階層を設計し、一目で伝わる「完成された画面構成」を構築しました。
- カラー提案
- クライアントの意向を踏まえた複数のカラーバリエーションを制作。それぞれの配色がもたらす印象と効果を比較検討し、最終デザインへの「最適な色彩選択」を支援しました。
- 印刷仕様策定
- 用紙サイズ・紙質・厚さ・表面加工の選定を実施。用紙サンプルを取り寄せて質感を確認し、デザインの意図を最大限に引き出す「最適な印刷仕様」を確定しました。
- 色校正管理
- 印刷業者との綿密な連携のもと、試し刷りによる色合わせを実施。モニター上のイメージと実際の印刷物との差異を調整し、狙い通りの発色を実現する「正確な色再現」を追求しました。
- 仕上げ・納品
- すべてのビジュアル要素を一つに統合。印刷データの入稿チェックから最終確認までを一貫して担当し、掲載環境で最大の効果を発揮する「完成されたポスター」を実現しました。


